
「KURO LIFE」管理人の「くろ」です。
だから今回は「新しいパソコンを買ったらやること!」の中の1つ、「バックアップ」について、誰でも簡単にわかるように書いていくよ!
でも最優先でやってほしい作業は「セキュリティ対策」としての「Windows Update」なんだ。
それは他の記事ですでにまとめているから、よかったら先に読んでくれよな!
後悔しないためにも、1つ1つ、じっくりこなしていこう!
この記事の目次
まず、はじめに
※この記事はくろの購入した、Windows10での話になります。
はじめに、ちょっとした諸注意を書いておきます。
パソコンを買った・初期化したとき、くろはまず、最優先で「Windows Update」をすることをおすすめしています。
今回の記事は、Windowsのアップデートがすでに済んでいることを前提に、次にやることを書いています。
なので、「まだアップデートしてないよ」という人は、ぜひアップデートしてきてくださいね。
やり方については冒頭で紹介した記事にて、細かく書いていますので、よろしければご参考ください。
なぜ「Windows Update」を最優先でやるべきなのかもその記事で説明していますが、あえてここでも一言書いておきます。
それは「セキュリティ対策」において超重要な要素だから、です!
さてさて、ちょっとくどい前置きになってしまいましたが、この前提はご理解いただいたうえで読み進めていただけたらな~、と思っています。
それでは、「新しいパソコンを買ったらやること!バックアップを用意しよう!」について書いていきます!
前置きがくどいのは今に始まったことじゃない!
…………毎回だ!!
バックアップも重要!
最低限のセキュリティ対策を済ませたら、次にやっておきたいのは「バックアップ」です。
パソコンの初期設定をするタイミングは、パソコンの内部がどんどん変わっていきます。
直接設定をたくさんいじる人もいますし、多くの人が色々なソフトウェアをダウンロードしますよね。
でもこのような状況は、パソコンにとって不調をもたらしやすい状況でもあるんです。
そのうえ、「色々な作業をしすぎて、一体何が不調の原因かわからない」なんてことにもなってしまいがちなんですね。
思い当たる原因を取り除いても不調が治らないこともありますし、そもそもパソコンの初期不良だということも考えられます。
そんなとき、「バックアップ」があれば問題を解決してくれる可能性があります。
なので、まずもって「バックアップを準備しておく」ということが、非常に重要になってくるんですね。
は~、いやだわ~~~。
「アップデート」とか「バックアップ」とか言われても、な~んか頭に入ってこないのよ~!
だから、アテクシに「わかりやすく」説明してくれますこと?
ま、でもどうせ忘れちゃうのよね~!
バックアーップ! だよ!!
よし、念のためバックアップの説明からしよか!
バックアップとは?
野球を始めとしたスポーツでも、「バックアップする」「リカバリーする」という言葉はよく使われているんですよ。
くろはサッカー経験がありますが、守備的なポジション(ディフェンス)でした。
味方選手が相手選手に抜かれたとき、カバーに入って相手選手を止めるのがディフェンスの仕事です。
それが上手くいくと「ナイスリカバリー!」なんて普通に言われていましたね。
これもバックアップの1つですね。
パソコンにおいては基本的に、「データを複製(コピー)しておいて破損などに備える」という意味合いで使われることが多いです。
ふ~ん……。
さすがに意味はわかるけど、でもパソコンそのものをコピーするわけじゃあるまいな。
回復ドライブを作成しよう!
内部的なバックアップと言っても、実は内部データをコピーするわけでもありません。
あれじゃだめなん?
絶対ついてくるものだと思ってたわ……。
必須アイテムでしょ……。
なんかもうわけわからなくなってきた!!
fa-hand-o-right内部データの破損などに備えて、回復ドライブを作成しておく
fa-hand-o-right最近のパソコンは、ほとんどリカバリーディスクが付属していない
リカバリーディスクが付属されなくなってきた理由
最近のパソコンすげー!
fa-hand-o-rightWindows10には「このPCを初期状態に戻す」という機能がある
fa-hand-o-rightさらに、OSが起動しない状態であっても、初期化に関わるデータが破損していなければ初期化できる
回復ドライブを作る理由
回復ドライブがなくても、Windows10を初期化することは可能です。
ではなぜ回復ドライブを作成するのか?
という疑問が出てきますよね。
さきほど例にあげた初期化の方法では、HDD/SSDの不調など、初期化に必要なデータにアクセスができなかったりすると初期化ができません。
「そんなことはあり得るのか」と思う方もいるかもしれませんね。
大げさに言えば「HDD/SSDの中身が空っぽになる」なんて事態も稀ですが起こり得ます。
そうなれば初期搭載されていた機能でパソコンを初期化することはできなくなってしまいます。
ちょっと怖いことを書いてしまいましたが、今どきのパソコンにおいて、通常使用の範囲でこういったエラーが頻発するとは思えません。
ただ、パソコンに不調が起きて、「初期化が必要」という状態にまで陥っているときは、得てして想定外の事態に直面していることが多いんです。
初期化機能のお世話にならないことが一番なのですが、初期化が必要なときこそ初期化できない可能性が高まっているのは事実です。
なので、あくまでも「パソコンの外部にバックアップがある」というのが重要になってきます。
fa-hand-o-right初期搭載されている初期化機能だけに頼っていると、いざというときに初期化できない可能性がある
fa-hand-o-rightパソコンの外部にバックアップがあれば「いざ」というときにも使いやすい
リカバリーディスクではダメなのか?
今回は「回復ドライブ」の作成を推していますが、「リカバリーディスク」ではいけないわけではありません。
むしろ、リカバリーディスクが付属しているならば最悪の事態は回避できる可能性が高まるので、そのときは「回復ドライブを作成しない」という選択肢もアリだと思っています。
ですが、仮にリカバリーディスクが付属されていても、最近のパソコンは(特にノートパソコン)そもそも光学ドライブが搭載されていなかったりしますよね。
(※くろが買ったのはノートパソコンなので、実際に光学ドライブがありません。)
USBで接続する光学ドライブなどを別途用意しなくてはいけないので、うっかりしていると「リカバリーディスクを持っているのにすぐにはリカバリーできない」という状況になってしまうこともあり得るので注意が必要です。
もしスマホがなかったら、「Amazonで発注するためのパソコンがない」みたいな状況になってるかも……。
「服を買いに行く服がない!」のパターンやな!
fa-hand-o-rightリカバリーディスクがあれば、回復ドライブを作成しないという選択肢もとれる
fa-hand-o-rightただし、リカバリーディスクがすぐに活用できる状況かどうかの確認はしておこう
リカバリーディスクと回復ドライブは何が違う?
fa-hand-o-rightリカバリーディスクと回復ドライブの機能は同じではない
fa-hand-o-rightどちらも「初期化」ができるが、回復ドライブは「システムの復元」もできる
fa-hand-o-rightバックアップの手段は他にも複数ある
回復ドライブ作成 誰にでもできる作業工程(Windows 10)
さっそくですが、準備しなくてはならないものがあります。
まず、なくてはならないのが「USBメモリ」です。
でも比較的安価かつ手軽な手段だとは思う!
まず、回復ドライブ用USBメモリを準備
回復ドライブに使うUSBメモリの容量は、32GBを推奨します。
「推奨」というのは、人によっては、8GBや16GBでも作成できたと言っている人もいるためです。
実際に回復ドライブを作成するときに「○GB以上のドライブが必要」とアナウンスされますが、この数字もパソコンによって違ったりします。
32GBで収まらなかったという話は聞かないので、確実性を取るのであれば32GBのUSBメモリを用意するのがよいと思います。
用意するUSBメモリについてもっと細かく知りたいという人は、別の記事でまとめていますので、そちらをご参考いただけると助かります!
用意したUSBメモリは、さくっとパソコンに差し込んでおいてくださいね。
それでは回復ドライブを作成する手順について説明します!
コントロールパネルを開く
まず、画面左下にある「Windowsマークfa-windows」をクリックしてください。
すると検索窓の上部分に、アプリの一覧が出てくるので、下の方までスクロールして「Windows システム ツール」をクリックします。
「Windows システム ツール」の中に「コントロールパネル」がありますので、「コントロールパネル」をクリックします。
高度な回復ツールを開く
「システムとセキュリティ」という項目にある「コンピュータの状態を確認」をクリックします。
次に「回復」をクリックすると、「高度な回復ツール」という表示のある画面が開きます。
回復ドライブの作成
「回復ドライブの作成」をクリックします。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」
と聞かれると思いますので「はい」をクリックしてください。
「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします。」というところにが入っているか確認してください。
特別な理由がなければfa-checkを入れた状態で「次へ」をクリックします。
くろの環境では「16GB以上のデータを格納できる必要があり――」という文言が表示されています。
用意したUSBメモリは32GBなので問題ありません。
「ドライブ上のすべてのデータは削除されます」とのことなので、複数のフラッシュドライブをPCに接続している場合などは注意してください。
画像ではEドライブのみが選択可能になっていますが、環境によってはDドライブだったりFドライブだったりすると思います。
くろの場合はCドライブとDドライブは内蔵されているSSDとHDDで、そこに回復ドライブ用に用意したUSBメモリを差したので、Eドライブになっています。
回復ドライブ用に用意したUSBメモリですから、当然消えるデータも入っていませんので「次へ」をクリックして先へ進みます。
もう一度警告が出てきますが、内容は先ほどと変わっていませんね。
選択したドライブに間違いがないかなどしっかり確認したら「作成」をクリックして、いよいよ回復ドライブを作成します。
回復ドライブの作成開始
まずはこのような画面で「お待ちください」と言われるので、おとなしく待ちます。
というか、ここから回復ドライブの作成作業が始まって、終わるまで待つのでだいぶ待ちます。
環境(主にパソコンのUSBポート・USBメモリがそれぞれUSB3.1やUSB3.0に対応しているかなど)によりけりですが、一般的に30分前後はかかると思っておいてください。
その間も普通にパソコンは動きますので別の作業をするか、休憩タイムにでもしてしまった方がよいと思います。
やることは待つだけですが、一応どんな流れで回復ドライブが作成されていくのか、さらっと載せておきます。
まずはドライブをフォーマットします。初期化ですね。
ここでまず全てのデータが消えますので、それで警告されていたわけです。
ユーティリティのコピー。
システムファイルのバックアップ。
システムのコピー。
とまあ、このような感じで回復ドライブが作成されていくのを待ちます。
あとは完成するのをただ待つだけ……の、はずなんですが。
まさかまさかの、作成失敗。
って記事終わる気満々だったのに、まさか作成失敗するなんて……なんてこった……。
fa-hand-o-right手順通りに回復ドライブを作成しても、失敗することもある(泣)
fa-hand-o-right異常事態ではないので冷静に対処しよう
回復ドライブを作成できません!?どうすればいいの!?
正直に言いましょう。
最適解は知りません!!!
(くろはこの道のプロとかではありませんので……。)
ただ、くろなりに考えてリトライした結果、無事回復ドライブの作成には成功しましたよ。
とりあえずくろがやったことを書いていきます。
まあ大したことはしていません。
回復ドライブの作成手順はさきほど説明したものと全く同じですのであしからず!
(※作成手順が間違っているわけではありませんよ!!)
どのような状況なのか確認してみる
作成に失敗したので、とりあえずUSBメモリの状態を確認しました。
「回復」という表記になっていて、約6GBの容量を使っていますね。
途中までちゃんと回復ドライブを作っていたのだろうなぁと適当な推測をしました。
ちなみに言うと、エラーが出たのは作成開始から約45分経った頃だったんですよね。
かかった時間が思ったより長いです。
理由はわかりませんが……。
とまあ、なにはともあれ、この作りかけの回復ドライブのデータは必要ないわけです。
なので、このドライブをフォーマット(初期化)することにしました。
通常フォーマットをしてみた方がいいかもしれない
くろは普段から、新品のフラッシュドライブやSDカードは使用前に「通常フォーマット」をしているんです。
その方がエラーが出ないことが多いんですよね、体感的に。
ただ今回は回復ドライブを作成するだけだったので「まあいいか」と、通常フォーマットはしなかったんですよ。
回復ドライブ作成時にも「ドライブのフォーマット中」と最初に表示されていましたけど、かかってる時間からいってあれは「クイックフォーマット」だと思うんですよね。
「通常」だの「クイック」だの言われても分からない人もいると思うので、詳しい話もなるべく書きたいところなのですが……。
そもそもどうして失敗したのか、そしてどうしてリトライで成功したのか、どのみち確実なことはくろにはわかりません。
さらに言えば、詳しく書いたところでくろのやったことが正解とは限らないので、さらっと書いていきます。
とりあえず、偶然にも上手くいった、今回やったことを書いていきますよ!
通常フォーマットの作業工程
ドライブの表記が「回復」になってるな~、へえ~、ふ~ん……と思いながらそのままそのドライブをまず右クリック。
下の方に「フォーマット」という項目が出てくるので、それをクリックします。
細かいことは割愛して、飛ばし気味で書きますが、「フォーマット」をクリックしたらこのようなウィンドウが開きます。
デフォルトの状態から変更したのは、赤い枠で囲った上3箇所です。
一番上から軽く説明していきたいんですが、まず「アロケーションユニットサイズ」が軽く説明できるものではないんですよね……。
とはいえ、詳しくわかっていない人こそ、数値を決めてしまうより、この「標準のアロケーションユニットサイズ」にしておくのが安心かと思います。
なんせその道のプロが「標準」と定めているわけですから……くろがここであれこれ言うより、説得力があります!!
今回は「標準のアロケーションユニットサイズ」を選んで結果オーライだったので、よりこの設定を推したいですね。
次に「ボリュームラベル」ですが、ぶっちゃけこれは変えなくても全然OKです。
さきほど、ドライブが「回復」と表記されていましたが、あの名前のことですね。
ただの名前です。
ただ個人的には、「フォーマットするのに"回復"のままだとなんか嫌だな~」と思って、Eドライブの「E」を仮に付けておきました。
どうせすぐまた「回復」に戻りますけどね。
ほんと、特に意味はないです。
最後に「クイックフォーマット」の手前のチェックボックスのをはずしました。
クイックフォーマットは回復ドライブ作成時にもやっているので、それでなにかエラーが出るのならば、念のため「通常フォーマット」をかけておいた方がいいだろう……という単純な考え方です。
クイックフォーマットのfa-checkをはずすと、通常フォーマットをしてくれます。
諸注意ですが、クイックフォーマットはものの数秒~数分で終了するものですが、通常フォーマットはかなり時間がかかります。
時間を計り忘れましたが、この32GBのUSBメモリでも30分以上はかかっていました。
このフォーマットの内容の違いも少しややこしいので端的に説明するのが難しいのですが、通常フォーマットは記憶媒体のとある「不良」部分を確認修復しています。
なので、クイックフォーマットでは解決しないことが通常フォーマットでは解決できたりすることもあります。
時間は何十倍もかかってしまいますけどね。
変更箇所を変更したら「開始」をクリックしてフォーマットを開始します。
上にも書きましたが30分以上はかかるので、ただディスプレイを眺めて待っていても時間の無駄なので気をつけてください!
長い時間をかけて、無事フォーマットが完了しました。
実にあっさりとした完了報告です。
回復ドライブを再作成する
先の手順にならって回復ドライブを再作成していきます。
「使用可能なドライブ」がEドライブの(E)になっていますね。
フォーマットでボリュームラベルを「E」に変更したのでこのようになっています。
この状態で回復ドライブを作成したら、無事作成完了しましたよ。
かかった時間はやはり45分で、長かったですね。
一見さっきと同じようにも見えますが、使用している容量が約8GBになっています。
失敗したときは約6GBしか使用していなかったので、やっぱり失敗だったことがわかります。
とはいえ、無事回復ドライブの作成完了です!
これでバックアップ手段の1つを手に入れたので、安心感が違います。
使用容量は約8GBなので、やはり16GBのUSBメモリなどでも作成できるかもしれませんね。
ただ、メーカーの公式サイトなどでも32GBのUSBメモリを推奨しているところもありますし、確実なのはやはり32GBになると思います。
環境によっては16GBや8GBのUSBメモリでも回復ドライブを作成できるかもしれませんが、作成する場合は自己責任でお願いします。
リトライしても回復ドライブの作成に失敗する場合
回復ドライブの作成に失敗した人が、この手順を追ってもなお失敗する場合は、まずはUSBメモリそのものの不良を疑ってみた方がいいかもしれません。
そもそも「記憶領域の一部しか書き込みができない」なんていう不良品もあります。
(くろはmicroSDカードならそのような不良品に当たったことがありますよ。もちろん返品しました)
記憶領域の全てに書き込みができるかチェックしてくれるフリーソフトなどもありますので、そういったものを探して、USBメモリそのものに不調がないかの確認はしてみた方がいいと思います。
回復ドライブの作成が終わったら
USBメモリを大切に保管しましょう!
失くしてしまっては意味がありませんし、「これなんだっけ?」となってしまっても困ります。
くろは「回復ドライブ」と書いておきました。
絶対わかりますねこれは。
まあ、やり方はなんでもいいと思います。
デスクトップパソコンなら、本体にマスキングテープに止めておくぐらいはしても良いかもしれません!
回復ドライブを作成したことなんてすっかり忘れた頃に、回復ドライブが必要になったりするものですので!
保管場所は絶対わかる場所にしておきましょう!
それではこれにて、「新しいパソコンを買ったらやること!バックアップを用意しよう!」を終わります。