この記事ではこんな悩みを解決します。
筆者は2022年5月から仮想通貨およびNFTの取引経験があります。この経験をもとに本記事を執筆します。
\4年連続アプリDL数No.1/
最近になってweb3(Web3.0)という言葉を見聞きするようになりましたが、はやくも「web3はオワコン」という意見も出てきているのが現実のようです。
しかし、「web3はオワコン」という意見の多くは、「web3に対する知識不足」から出ているものです。
結論いっちゃうけどweb3はオワコンじゃないよ!
web3はオワコンという意見を鵜呑みにすると、大きなチャンスを逃すことになってもったいないよ!
(※本記事の内容は「次の世界」をつくるデジタルテクノロジー図鑑という書籍を参考にしています)
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そもそもweb3とは?
ざっくり説明すると、web3とは「所有」の民主化が始まった時代のこと。
デジタルであらゆることが完結します。
web1は「read(読む)」の時代、web2は「read/write(書く)」の時代、web3は「read/write/own(所有する)」の時代といわれています。
web3だけを理解しようとすると難しいのでweb1から順番に知ることが大切。
全体像を知ることでweb3に対する理解がグッと深まるので、web1の時代から解説しますね。
順番に説明していきます。
1 web1(1991~2004年)とは?
web1は「read」の時代です。
1991年は私の生まれた年なので、いまどきの学生さんにはちょっとピンとこないかもしれませんね。
この時代まで「インターネット」なんてものはなかったんだよ!
web1の時代が到来するまでは、情報収集といえばテレビ・新聞・書籍のようなものに頼るのが一般的でした。
Microsoftが発売した「Windows 95」というOSを搭載したパソコンは、業務用だけではなく一般家庭にも広く普及したのが印象的です。
「Windows 95」はなんとなく知っているという人も多いのではないでしょうか?
1995年に発売されたので「95」という数字がきざまれています。
私が4歳になってようやく、じわじわと一般家庭にもパソコンが置かれるようになったんだ。意外とインターネットの歴史は短いことがわかるね。
このころパソコンを使ってできたことは、まさに「read」です。
ウェブブラウザを立ち上げてウェブサイトを「読む」というのがインターネットにつなぐ主な目的だったんです。
しかも、今のように個人が簡単に情報を発信できる時代ではなかったので、「Yahoo!」のようなポータルサイトをみることがほとんどでした。
通信速度は遅くて画像1枚の読み込みに15秒くらいかかったり、それでいて通信料も定額制などのサービスがなくてすごく高かった…。
「Microsoft」や「Yahoo!」は有名でしたが、今では知らない人のいない「Google」「Amazon」「楽天」でさえ知名度が低いような時代がweb1の時代です。
2 web2(2004年ごろ~)とは?
web2は「read/write」の時代です。
2004年ごろになると、「読む」だけだったインターネットが「読む」「書く」へと変化します。
スマホはまだない時代ですが、ガラケーに「パケ放題」という通信料定額サービスが提供され始めたのもこのころで、当時は「mixi」のようなSNSが流行したり、ブログなどで情報を発信する個人も出てくるようになりました。
TwitterとかYouTubeが流行るのはもう少しあとだよ…。
情報を発信する人が増えたので、web1の時代と比べて爆発的にウェブサイトの数が増えたというのがweb2の大きな特徴でもあります。
これによって、「Yahoo!」などのポータルサイトだけでは欲しい情報が見つけにくくなり、「検索エンジン」の需要が高まったという経緯があります。
これをきっかけに検索エンジンの精度が高かった「Google」が圧倒的な存在感をしめすようになったんだ。
インターネットの急速な普及と、人々の情報発信によるウェブページの激増が、Googleの成功を後押ししたのです。
そしてこのできごとはビジネスにも大きな影響を与えました。
インターネットが広く普及したので、ビジネスを成功させるためにはインターネットでも目立つ必要があったからです。
つまり「Google検索で上位に表示されること」が求められるようになったということ。
この世間の動きによって「ウェブ広告」という巨大なマーケットが現れます。
そして「Google」は「広告主」という太い束を得ることにも成功するのです。
現在のGoogleが大きな存在感を持っているのは、こういったインターネットの歴史があるからなんだ。
web2の時代でも、しばらくの間は通信速度の問題などから、テキストや画像がメインのコンテンツでした。
通信速度が改善されたことで、「YouTube」などの動画配信コンテンツが登場します。
しかしテキストファイルとは桁違いのサーバーコストがかかるため、当初の「YouTube」は赤字が続きました。
そこでまた登場するのが「Google」で、「Google」は赤字続きの「YouTube」を買収します。
なぜならGoogleが買収すればYouTubeの黒字化が見えていたから。
理屈は簡単で、「検索エンジン」で一手に握っていた「広告主」の束をそのまま「YouTube」に持っていけば、YouTubeの価値を高めることができるということ。
実際、このGoogleの思惑は的中してYouTubeは黒字化し、現在の大人気コンテンツにまで変化しました。
これとほとんど同じ構図で、広告主を束ねていたFacebookはInstagramを買収して大きく利益を上げています。
web2は便利な世の中だけど、富と権力が一極に集中してしまう傾向が強い時代なんだ…。
このように「一社がユーザーの束を握る」という構図があるため、web2はしばしば「中央集権的」だという表現をされることがあります。
3 web3(2022年ごろ~)とは?
web3は「read/write/own」の時代です。
はじめに、「web3とは「所有」の民主化が始まった時代のこと」と書きましたが、これはweb2のGoogleやSNSなどの「プラットフォームに権力が集中している状況から脱する」ことを意味しています。
「web3とは、非中央集権化(分散化)のこと」っていわれてるのはそういうこと。
web2までの時代では、自分がインターネット上に築いたデータが、検索エンジンやSNSなどのプラットフォーム(企業)に所有されているような状態です。
しかし本来それらはGoogleでもFacebookでもTwitterでもなく、なにより「自分自身の所有」であるというのがweb3の発想です。
仮想通貨やNFT、メタバースで溢れる世界をweb3と呼ぶのではなく、web2で構築されてしまった中央集権的な構造から、自分たちの「所有」を取り戻す挑戦こそがweb3の本質。
そしてこの発想を生み出したのが仮想通貨であるビットコインなのです。
ビットコインは2008年に「サトシ・ナカモト」という日本人名を名乗る謎の研究者が、ネットフォーラムにブロックチェーン技術による仮想通貨の構想と論文を発表しました。
ちなみに「サトシ・ナカモト」は日本人なのか外国人なのか、個人なのか集団なのかも特定できていない!
この論文をもとに、2009年にアメリカの天才集団によって実際にプログラムされたものが「ビットコイン」です。
web3を構想するうえで不可欠であるブロックチェーン技術という技術は、実は2008年にすでに構想されていたものでした。
2022年がweb3元年といわれているけど、2008年からweb3の未来が見え始めていたんだね。
これが今になって話題性が高まっているのには以下のような理由があげられます。
- イーサリアムが誕生した
- 高性能なスマホやパソコンが普及した
順番に説明していきます。
ブロックチェーン技術を用いたビットコインの技術は革新的なものでしたが、当時はブロックチェーン技術で流通できるのは仮想通貨だけだったため、ブロックチェーン技術を活かしきれていませんでした。
そこで、ビットコインがリリースされたわずか4年後である2013年に、ヴィタリック・ブテリンという21歳の若き天才エンジニアによってイーサリアム(Ethereum/ETH)が考案されました。
17歳でビットコインを知って21歳で新しい仮想通貨を生み出すなんて紛れもない天才!
イーサリアムはブロックチェーンの一種であり、仮想通貨という価値以前に、「ICO」「DApps」「DeFi」「GameFi」「NFT」「DAO」といったweb3に不可欠なさまざまな仕組みやプロジェクトの「プラットフォーム」として機能することが大きな特徴です。
そのため、このイーサリアムの誕生が、web3の実現につながる大きな一歩だったといえます。
これはインターネット誕生以来のデジタル革命だよ!
2 高性能なスマホやパソコンが普及した
イーサリアムが誕生したことでweb3の世界は急速に成長しましたが、一般世間にこれらの技術はなかなか浸透していません。
しかし、高性能なスマホやパソコンが普及してきたことで、NFTゲームやメタバースゲームを目にすることが増えてきています。
そして、そのほとんどがweb3の非中央集権的な構造を持っていて、運営だけが利益を生み出すのではなく、参加者にも利益が配られるという仕組みのものになっています。
ブロックチェーン技術のおかげでこれができる。
誰もがNFTを作成して販売もできますし、経済の世界に自由な選択肢が増えているのは事実です。
このようなweb3の潮流を把握しておかないと、「web3はオワコン」と決めつける理由になり、世間から置いていかれる原因になってしまうので、正しい理解が必要です。
世間に浸透し始めている最新技術を「オワコン」っていってしまうのはちょっと認識の仕方が違うんじゃないかな…。
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web3はオワコンといわれる理由
web3はオワコンといわれてしまうのは、以下のような理由があります。
順番に説明していきます。
1 web3をよく理解していないから
ぶっちゃけた話が一番の理由がこの「web3をよく理解していないから」です。
web3のことをよく知らないまま「web3はオワコン」といっている人が多いですね。
この記事を冒頭から読んでいる人なら「オワコン」がしっくりこないことがわかるはず。
web3は怪しい話でも怪しい技術でもなんでもなく、web1・web2の時代を経て、必然的に辿り着くことになった「非中央集権化(分散化)」の構想です。
仮にweb3コンテンツでもある「メタバース」や「NFTゲーム」などが流行らなかったとしても、web3の非中央集権的なシステムはこの先の主流になるでしょう。
2 仮想通貨が関わっているから
そもそも仮想通貨そのものが「オワコン」などと揶揄されていることが多いです。
web3に不可欠であるブロックチェーン技術や、その他のさまざまなサービスと仮想通貨は密接な関係あります。
ブロックチェーン技術を生み出したビットコインや、そのほかのさまざまなサービスを実現可能にしたイーサリアムなどはweb3に不可欠なテクノロジーです。
「仮想通貨って要するにただのデジタルなお金でしょ」って考えている人が多い…。
「web3には仮想通貨が関わっているからオワコンだ」というのであれば、仮想通貨に対する正しい知識もないのではないかと推測されます。
3 詐欺やハッキングが多いから
web3にまつわる「仮想通貨」や「NFT」は、詐欺やハッキングが横行しています。
仮想通貨初心者や、多くの資産が集まっている仮想通貨取引所が世界中のハッカーに狙われているのが現状です。
このようなことからweb3は危険だからオワコンだという意見も出てきてしまいます。
基本的には「セキュリティ対策不足」でハッキングされてしまう事例がほとんど…。
ポイントとしておさえておきたいのは、個人や取引所がハッキングにあうケースは確かに多いですが、ビットコインそのものがハッキングされたケースはいまだに存在しません。
ビットコインをハッキングするためには、ブロックチェーン処理の51%以上を書き換える必要があるために、これだけ大規模なハッキングをするとなると、膨大な費用が掛かってしまうので、ハッキングに成功しても利益が得られるどころか損失の方が大きくなると言われています。
それにそれだけの計算能力があるならビットコインをマイニングして儲ければいいという話になるので、ビットコインそのものがハッキングされたことはないんだ。
仮想通貨取引所や個人のセキュリティ対策が甘かったところをハッカーに狙われ、ハッキングのような被害が出ているのが現状なため、正しい知識や対策が知れわたることで解決する問題だと考えられます。
4 法的な整備が追いついていないから
本記事で「web3とは「所有」の民主化が始まった時代のこと」と何度か書きましたが、実はまだ法的な整備が追いついていないという問題点があります。
ブロックチェーン技術によって、デジタルデータをNFT化することで自分の「所有」が認められるようなりましたが、法律上「仮想通貨」や「NFT」は「所有権」を認められていません。
「所有」することに問題はないけど、法律が守ってくれるわけじゃない…。
そのため、詐欺やハッキング被害で自分の資産を失った場合であっても、法律をもとに返還を請求することは困難であることが想定されます。
仮想通貨やNFTはweb3とは切っても切れない存在なので、資産は自分で守る必要があります。
前の項目でもふれましたが、正しい知識や対策が知れわたることでハッキングなどの被害は激減するので、正しい知識を身につけることが大切です。
コールドウォレット(ハードウェアウォレット)を活用して、仮想通貨やNFTを安全に管理していきましょう。
>>ハードウェアウォレットとは?仮想通貨やNFTの管理に必須!
5 技術的な課題があるから
web3の代表格ともいえる仮想通貨ですが、取り引きや決済をおこなうときに、時間がかかってしまうことがあります。
基本は数秒で済むけど長いときは長い…!
また、取り引きなどをおこなうとガス代(手数料)がかかります。
特にweb3に不可欠なイーサリアムのガス代は高騰しやすい傾向にあり、問題視されることがしばしばあります。
しかし、イーサリアムは「ダンクシャーディング」、ビットコインでは「ライトニングネットワーク」という技術を導入することで、取引の高速化とガス代の削減を予定しているため、将来的には解決の見込みがあります。
仮想通貨はただのデジタル通貨じゃないから、こうして進化して問題点を改善できるんだ!
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web3がオワコンではない理由
web3がオワコンではない理由は以下のとおりです。
順番に説明していきます。
1 大企業や有名人が多数参入しているから
web3分野には続々と大企業や有名人が参入しています。
web3分野に参入している企業は以下のとおりです。
- Microsoft
- Facebook(Meta)
- Apple
- ディズニー
- メルカリ
- 楽天グループ
- 吉本興業
- スクウェア・エニックス
- 阪神タイガース
- コカ・コーラ
- スターバックス
- 集英社
- TOYOTA
- KONAMI
- UUUM
- LINE
- CyberAgent
- ホロライブ(カバー)
web2を牽引してきた超巨大企業も、手を打たなければweb3の時代に稼げなくなってしまうことを理解しています。
そのため、超巨大企業であってもweb3事業にははやい段階から多額の投資をして参入しているんです。
でもまだ動き出していない企業もあるし、個人にもチャンスはあるよ。
web3のことをいちはやく理解し、web3の世界を体験しておくことで、これからの時代をさきどりすることができます。
考えてみてください。
現在強い人気を集めている多くのYouTuberは、「YouTuberなんて流行るわけないじゃん」と鼻で笑われていたころからYouTubeに参入してからこそ今につながっています。
今は「web3はオワコン」っていわれたりするよね…。
ということは、今のうちにweb3のことをよく知っておくことで、web3界のインフルエンサーもまだまだ狙えるということを意味しているわけです。
ここまでお伝えしても実際に行動に起こす人は1~2%もいないでしょう。
99%の人はなにもしません。
上位1%になるのはきみだ!
なにをすればいいのかわからないという人も多いと思いますが、まずは勉強して知識を深めることが大切です。
私も購入して実際に読んでおり、超わかりやすくweb3を解説している本があるので、一冊だけおすすめしておきます。
お金かけたくない人は図書館で借りたらOK。とにかく読んでみることが大切。
2 大企業に搾取されにくい構造になるから
web2の時代は、インターネットを通して私たちに便利な生活を与えてくれました。
しかし、いわゆる「GAFAM※」といった超巨大企業に富と権力が集中する時代でもあります。
(※Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftの頭文字をとった略語)
iPhoneを使っている人はずっとiPhoneを使い続けている人が多いよね。そしてアプリに課金するときはApp Storeを通さないといけない…。
日本国内でも3大ECモール(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング)が大きなシェアをもっており、この3つのECモールだけで全体のECサイトの6割を超えるシェアになっています。
お金が集まるところには権力も発生します。
中央管理者の存在している検索エンジン・SNS・動画配信サービスなどでは、管理者の定めたルールに違反するとアカウントがBANされたり、サービスが利用できなくなったりします。
検索エンジンに表示してもらえないブログ、広告収入を止められるYouTuber、シャドウバンされるXインフルエンサーがいたとしても、権力に逆らえないのがweb2の時代…。
このように「一部の中央管理者に富や権力を集中しないようにしよう」と動き始めているのがweb3の根幹の部分。
搾取されるのではなく、富を分配する仕組みが多いので、「より多く分配してもらうためにも、はやいうちからweb3に参入するべき」と当ブログでは主張しているわけです。
ソシャゲにいくら課金してもお金がもらえることはないけど、NFTゲームはお金がもらえるのが当たり前の仕組みになってる。
「web3はオワコン」などと考えて遅れを取っている場合ではありませんよ!
3 銀行を使わないサービスが提供できるから
web3では主に仮想通貨を使用するので、銀行を使わずにお金のやり取りが可能になります。
私たち日本人にはピンとこない話題ですが、銀行はそもそもコストのかかるサービスなので裕福な人しか利用できない現実があります。
世界では成人の約30%が銀行の口座を開設できていないそうです。
世界の人口は約80億人だよ…!
銀行口座を持てないというのは非常に不便な生活を強いられます。
しかし仮想通貨であれば銀行口座をもつ必要がなく、スマホ1つで簡単に送金できるのであらゆるサービスを利用できるようになります。
仮想通貨はこの何十億人という人の未開のマーケットを担うことができるので、大きな需要に期待されているのです。
どう考えてもオワコンどころかこれから始まる伝説!
4 仮想通貨の需要が拡大しているから
仮想通貨の需要はこれから拡大すると考えられています。
今現在も、ビットコインで決済ができるお店は世界中で続々と誕生しています。
もちろん日本にもあるよ!
ビットコインで決済ができる日本のサービスは以下のとおりです。
- ビックカメラ
- メガネスーパー
- コジマ
- ソフマップ
その他にもラーメン屋さんから歯医者さんまで、幅広い分野でビットコイン決済に対応しているサービスが存在します。
(参考:ビットコインが使える日本のお店)
アメリカでは大手映画館が仮想通貨決済を導入しており、世間では仮想通貨で決済することが珍しくなくなってきています。
仮想通貨で決済可能なサービスが増えると、海外旅行などに行ったときに外貨をわざわざ用意しなくても簡単に決済できるというメリットがあります。
仮想通貨は世界共通の価値だからね。
世界中で仮想通貨の価値は見直され始めており、これからはさまざまなサービスで仮想通貨が活用できるようになっていくため、重要の増加から仮想通貨の価値はさらに上昇すると見込まれます。
さらに、エルサルバドルと中央アフリカ共和国では国の法定通貨としてビットコインを定めました。
国が法定通貨として採用した背景には政治的な理由もあると思いますが、仮想通貨が「権力に依存しないテクノロジーである」ことの1つの証明になりました。
他の国でもビットコインに注目が集まっており、今後はビットコインを法定通貨に採用する国も増えると見込まれます。
オワコンなら法廷通貨なんかにならない!
5 仮想通貨に関する法改正があるから
日本の法律では、これまで仮想通貨の運用で得た利益は「雑所得」という区分で扱われていました。
雑所得は税率が高く、最大55%(所得税45%+住民税10%)という税率に設定されています。
仮想通貨の利益が半分以上税金…?
しかし、2022年12月に国税庁が発表した「暗号資産に関する税務上の取り扱いについて」によって、仮想通貨の所得区分が変更されました。
年間の仮想通貨運用益が300万円を超え、帳簿書類があるときは原則として事業所得として取り扱われるとのことです。
- 暗号資産(仮想通貨)に係る帳簿書類の保存がある → 原則として「事業所得」
- 暗号資産(仮想通貨)に係る帳簿書類の保存がない → 原則として「雑所得」(業務に係る雑所得)
事業所得として認められると、確定申告をするときに青色申告をすれば65万円の控除が受けられるうえ、他の事業と損益通算できるメリットが生まれます。
web3に向けて法改正もちゃんと進められてる!
web3がオワコンなら、国税庁もわざわざこのような区分変更などはおこなわないでしょう。
6 NFTが普及するから
NFTは2021年~2022年ごろに市場が活発化し、今では落ち着きを見せているので、一部では「NFTはオワコン」というような意見もあります。
しかし、NFTの取り引きユーザー数は年々増加しているのが現状です。
2021年にピークを迎えた活発な取り引きは、全体の人口から見ればごくわずかである一部の仮想通貨投資家やアーリーアダプターの人たちによるものだということがわかります。
今後はNFTゲームの人気などの後押しを受け、NFTは広く普及されることが考えられます。
最近までは「NFT冬の時代」ともいわれていましたが、冬の時代を耐え抜いた人が「春の訪れ」を感じており、これからまたNFTブームが加速する可能性が期待されています。
>>NFTはオワコンなの?【結論】むしろこれから伸びるコンテンツ
7 メタバースが普及するから
「メタバースは流行らない」という意見もよく見かけますが、現在ではすでにメタバースを利用した会議やセミナー、コンサートなどが実際におこなわれており、実用性は証明されています。
Microsoftは職場向けメタバースプラットフォーム「Microsoft Mesh」を発表しました。
コロナ禍でZoom会議が世間に浸透しましたが、すでにZoom会議からメタバース会議へシフトし始めています。
さらに内閣府の「メタバース官民連携会議」にバーチャル美少女がゲスト登壇してる時代なんだよ!
このように世間ではすでにメタバースの普及が始まっています。
NFTとの相性もいいので、これからどんどん普及されていくと見込まれています。
web3がオワコンであれば、内閣府もメタバースで会議などはおこなわないでしょう。
8 お金が稼げるようになるから
web3のコンテンツでもあるメタバースでは仮想通貨やNFTを扱うので、お金を稼げるようになります。
具体的には、以下のようなものを売買して、仮想通貨や日本円に換金することが可能になります。
- 土地
- 建築物や家具
- アバター
- ファッションアイテム
メタバース内ではすでに仕事が生まれ始めていて、経済が回りつつあります。
3D建築技術があるとメタバース一級建築士になれるかも!
そのほかにはVtuberのライブチケットや限定アイテム、メタバース内に展示可能なNFTアートなどさまざまなものを売買するようになることが想定されます。
メタバースに限らず、NFTゲームやDAOに参加することで利益を得ることもできますし、「会社に勤めて働く」という在り方もどんどん変化していくと想定されます。
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web3で何が変わるの?
web3で変わることは主に以下のようなことがあげられます。
順番に説明していきます。
1 ユーザーがデータを所有できる
web3でまず大きく変わるポイントは、ユーザーが個人でデータを所有できるようになることです。
web2までの時代では、データを実質的に所有しているのはプラットフォーム企業でした。
プラットフォーム側にデータを削除されたら終わり、というのがこれまでの常識でしたね。
ブロックチェーン技術が広く浸透すればこの心配はいらなくなる。
web3ではいくつものコンピューターが分散管理をおこなうようになるため、ユーザーが個人でデータを所有できるようになります。
ブロックチェーン技術を使うことで、データの改ざんやコピー、消失などのリスクもおさえることができます。
2 セキュリティが向上する
web3の大きなメリットとしてあげられるのが、このセキュリティが向上するというポイント。
これまでのweb2の時代では、ユーザーの個人情報などのデータはプラットフォーム側が管理していました。
そのため、プラットフォーム側がサイバー攻撃などにあうと、個人情報が流出してしまう可能性があるのです。
「個人情報の流出」みたいなニュース結構よく聞くよね…。
web3ではブロックチェーン技術によって情報を分散して管理しているので、情報漏洩が起きる心配はいりません。
ブロックチェーン技術そのものがハッキング被害にあうことはほぼ不可能であるため、セキュリティ面は大きく向上するといってしまっても間違いないでしょう。
3 生活様式がオンライン主体になる
コロナの影響によって、世間でオンライン・リモート化が進みました。
テレワークによって経費削減が見込めるので、国家・企業からはアフターコロナ後であってもテレワークが推奨されています。
労働者としてもオンラインで働きたいという人が増えたよね。
このように、一般的な労働でさえ緩やかにオフラインからオンラインへとシフトし始めています。
Microsoftが職場向けメタバースプラットフォーム「Microsoft Mesh」を発表したこともあり、将来的に「出社」が「メタバースにログイン」に変わるかもしれません。
数年内に生き方ががらりと変わるよ!
web3の世界になるとオンラインですべてのことが完結するので、オフラインの生活に頼る必要がなくなります。
人によっては年がら年中オンラインで生活する人も出てくると見込まれます。
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web3でできること
web3が世間に浸透したとき、どのようなことができるようになるのでしょうか。
現時点で活用されているweb3のサービスは以下のとおりです。
順番に説明していきます。
1 仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨は、オンライン上でやり取りできるデジタル通貨のことです。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が有名ですが、仮想通貨の銘柄は20,000種類以上あるといわれています。
全部覚える必要はないから大丈夫!
仮想通貨にはweb3の必須技術であるブロックチェーンが使われています。
そのため、銀行のような仲介組織を介さずに個人間で直接送金のやり取りができるようになります。
これから仮想通貨は決済手段として普及される期待がありますが、価格変動が大きいことや法整備がまだ追いついていないというような課題が残されています。
>>【保存版】ブロックチェーン技術をわかりやすく解説【入門】
2 NFT
NFTは(Non-Fungible Token)の略語で、「複製のできないデジタルデータ」を意味します。
暗号資産(仮想通貨)でも使われているブロックチェーン技術によって実現しました。
NFTは複製できないので、各NFTは「世界に1つしかない」という特徴があるよ。
NFTの「ノン・ファンジブル」なものとはどのようなものなのか、少しわかりやすく説明しますね。
ゴールド(金)は溶かして固めれば全て同じ価値になるので、これはファンジブルなものといえます。
一方で、ダイヤモンドは4C【Carat(カラット=重さ)・Cut(カット=輝き)・Color(カラー=色)・Clarity(クラリティ=透明度)】の組み合わせで価値が決まるので、1つとしてまったく同じ価値のものがなく、ノン・ファンジブルなものだといえます。
つまりNFTの価値はゴールドよりダイヤモンドに似てるんだね。
今までのデジタルデータは簡単にコピーができてしまうため、それらに資産価値はほとんどありませんでした。
インターネットに出回っている「画像」「動画」「音声」「テキスト」などは簡単にコピーして保存できてしまうよね…。
しかし、デジタルデータをNFT化することでコピーや改ざんが困難になり、今ではすでにデジタルデータそのものが価値を持つ時代になっています。
仮想通貨のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などが価格を上げているのはこの仕組みがあるためです。
さらに、NFTの活用できる分野はとても幅広いのも大きな特徴です。
デジタルアートだけではなく、音楽やスポーツなどにも導入の動きがみられています。
NFTゲームならゲームで遊びながらお金が稼げるよ!
3 メタバース
メタバースとは仮想空間のことですが、本記事でふれるメタバースは主に仮想通貨を使うことで、経済的な活動をおこなえる仮想空間のことです。
ちょっとイメージしづらいと思うので、メタバースが舞台となっているアニメ作品をいくつかピックアップしたよ。
- ソードアート・オンライン
- 竜とそばかすの姫
- サマーウォーズ
- 攻殻機動隊
このような作品を観たことがあればイメージしやすいかと思います。
20年以上前からあるMMORPGやセカンドライフなどは、メタバースの草わけ的存在と言えなくもないです。
でもこれから流行るメタバースの世界観とはだいぶ違う。
日本の総務省が公開している情報では、メタバースの世界市場規模は2021年に4兆2,640億円でしたが、2030年には78兆8,705億円まで拡大されると予測されています。
また、世界的な市場調査会社であるMarketsandMarkets(マーケッツアンドマーケッツ)社の市場調査レポートでは、2030年にはメタバースが世界で200兆円以上の市場規模になると報告しています。
かなりポジティブな予測がされてるね!
4 DeFi
DeFiとは「分散型金融」のことで、銀行や証券会社などの仲介組織を介することなく、個人で金融サービスを利用できるというような特徴があります。
DeFiはブロックチェーン技術を使って、ユーザー同士で取引記録を管理しているため、入出金にかかる時間が短くなり、手数料も安くなるといったメリットが存在します。
「レンディング」や「ステーキング」などの金融サービスを利用することで、利回りを得られることでも人気を集めました。
申し込み手続きとか契約とかが必要ないから気軽に利用できて、利回りも大きいんだよね。
5 DAO
DAOとは、「自律分散型組織」のことです。
中央管理者を持たずに、事業やプロジェクトを推進できる組織のことを指します。
ブロックチェーンにもとづいて組織が構成されていて、組織内の1人1人によって自律的に運営されているのが大きな特徴です。
DAOの例としてよくあげられるのが「ビットコイン」や「イーサリアム」の存在。
ビットコインやイーサリアムは誰に管理されることもなく、世界中のコンピューターによるマイニング活動によって、自律的にネットワークが維持・管理されています。
DAOで形成されたコミュニティは増えてきているので、これからどんどん広がっていくだろうね。
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【まとめ】web3はオワコンではなく最先端のテクノロジー
今回はweb3はオワコンといわれる理由と、web3について解説しました。
繰り返しになりますが、もう時代はweb3へと移行しており、流行の兆しを見せている最先端のテクノロジーです。
バブルのように流行するかは正直わからないけどね…!
web3はこれからのトレンドになっていくと見込まれますが、仮想通貨やNFTにはリスクがあるのも事実です。
これから参入したいと思っている人も、焦ってweb3にフルコミットする必要はありません。
今のうちから本などを読んで勉強したり、1,000円などの少額でもいいので、仮想通貨の購入やNFTの取り引きを体験してみるということが重要です。
web3はオワコンと決めつけてなにも行動しないのは損!
仮想通貨を試しに購入してみたい人には、初心者でも簡単に取り引きができるコインチェックの口座を開設するのがおすすめです。
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