- 仮想通貨に興味があるから買ってみたい。
- NFTを買うために仮想通貨を買いたい。
この記事では、仮想通貨初心者の方が思わずやってしまいがちな、やってはいけない仮想通貨取引所の使い方について解説します。
筆者は2022年5月から仮想通貨およびNFTの取引経験があります。その経験をもとに本記事を執筆します。
仮想通貨と言っても種類は様々で、今では20,000種類以上あるとも言われています。
さすがに多すぎる…。
仮想通貨を全種類覚える必要は全くありませんのでご安心ください。
それでは初心者の方が仮想通貨取引所を使うときにやってはいけないこととは一体なんなのか。
結論から言うと「取引所の送金手数料やガス代を調べずに仮想通貨を購入してしまうこと」です。
ガス代というのは仮想通貨を取引をするときに発生する手数料のこと。
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ガス代とは?
ブロックチェーンにおけるガス代とは、NFTも含めますが、ブロックチェーン上で取引などをおこなったときに発生する手数料のこと。
ガス代の支払いに用いる仮想通貨はブロックチェーンごとに違い、イーサリアムチェーンならイーサリアム(ETH)、SolanaチェーンならSOL、AvalancheチェーンならAVAX、PolygonチェーンならMATICといったように、基本的には利用するブロックチェーンの基軸通貨が必要になります。
ざっくり言うと「日本のお金なら日本円、アメリカのお金なら米ドルで手数料を取りますよ」というような感じですかね。
仮想通貨の買い方【失敗例】
まず、初心者でも簡単に500円から仮想通貨の買えるコインチェックを開きます。
500円から仮想通貨を購入できるので、試しに1,000円分のイーサリアムを買うために1,000円入金しておきました。
これで仮想通貨デビュー!わくわく。
イーサリアムは色んな用途に使えて便利だからイーサリアムが欲しい!
販売所のイーサリアムをタップして進めていきます。
購入をタップして先に進みます。
操作は簡単だなー!
1,000円分と入力して…。
購入!
1,000円分のイーサリアムが買えたー!めちゃくちゃ簡単!自分のMetaMaskに送っておこ!
販売所で手数料取られてるから965円分になってるけどそれは仕方ない…。送金送金…。
えっ…。
送金手数料高い…!
このとき1,000円で買えたイーサリアムは0.0040768ETHでした。
しかし、この資産を動かそうとすると送金手数料が発生するため、0.005ETH必要になります。
0.0040768ETH - 0.005ETH = -0.0009232ETH
赤字です。
全部使ってもガス代に届かないー!
資産がなくなるわけではありませんが、資産をどこにも動かせません。
送金手数料やガス代を考慮せずに仮想通貨を購入してしまうと、このような目にあう可能性があります。
NFTなどを購入する場合、NFTを購入するときにもガス代はかかりますので、5,000円相当のNFTを買うために6,000円~10,000円程度の費用がかかってくることもあります。
そんなにお金ないよ~。
ガス代は安いときもある
ガス代で発生する金額はブロックチェーンによって異なります。
基本的にはブロックチェーンの仕組みとして処理能力が低い構造であればあるほどガス代は高くなります。
イーサリアムは処理能力が低いので、ガス代が高くなる傾向にあります。
イーサリアムって有名なのに処理能力が低いんだ…。
イーサリアムの処理能力は30件/秒と言われているので、取引が混雑すればするほどガス代は高くなっていきます。
高いガス代を払ってでもすぐに取引したい人がいる…つまり需要の高いときほどガス代も高くなるんです。
じゃあタイミングによっては安いときもあるんだね!
なお、イーサリアムについては、今後のアップデートによって10万件/秒まで処理能力を改善する予定となっているため、これが実現するとガス代の低下が期待できます。
処理能力の高い仮想通貨を買う【対策】
はっきり言ってしまいますが、少額で仮想通貨やNFTの世界で楽しみたい人にとって、千円単位でかかってくるガス代はかなり高いです。
なので十分な資金が準備できるまでの期間は、処理能力の高い仮想通貨を買うというのが1つの手段になります。
処理能力が高ければガス代は安くなりやすいもんね。
イーサリアムキラーとも言われるほど優れた処理能力を持つことで話題にもなるSolana(SOL)、Avalanche(AVAX)、Polygon(MATIC)などがそれに当たります。
私もSOLやAVAXは数万円~数十万円単位で取引した経験がありますが、ガス代が高いと感じたことはほとんどありません。
さすがにあっちこっち色々なところに資産を移動させていると目減りしていくけど…。
イーサリアムは知名度も高く、主にOpenSeaなどのマーケットプレイスでNFTを購入するときに使われることが多いです。
なので人によってはイーサリアムを買わないと欲しいNFTが手に入りません。
そのようなときはガス代の安いときに送金などの処理をおこなったり、なるべく大きな額をまとめて動かすなどの工夫をすると、わずかながら送金手数料などの節約になります。
OpenSeaのNFTであればPolygon(MATIC)、Solana(SOL)、Avalanche(AVAX)で買えるNFTもありますので、そちらの方が始めやすいとは思います。
買いたい仮想通貨やNFTにこだわりがなければガス代の安い仮想通貨が始めやすい!
仮想通貨取引所でやってはいけないこと:まとめ
初心者のうちは右も左もわからないので、3万円相当のNFTなら3万円で買えると思ってしまいます。
ですが実際は、販売所・取引所での手数料、MetaMaskなどに送金するときにかかる送金手数料やガス代、NFTを購入するときにかかるガス代、その間の相場の変動などなど様々な要因が絡んでくるので「多少余分な費用がかかる」という腹づもりでいた方がよいと思います。
イーサリアムは特にガス代が高騰しやすい銘柄なので、初心者にとって買いやすい仮想通貨とは言い難いです。
購入して資産をほとんど動かさず寝かしておくという目的(いわゆるガチホ)であれば気にならないけど…。
初心者のうちは特別な理由がなければ、なるべく手数料を抑えた取引をするのが無難ですね。
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