この記事ではこんな悩みを解決します。
筆者は2022年5月から仮想通貨およびNFTの取引経験があります。NFTアートも数十種類保有していますので、その経験をもとに本記事を執筆します。
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最近では「NFT」の話題を目にすることが増えました。
イラストを描ける人が「NFTアート」に挑戦する機会も増えているのではないでしょう。
https://twitter.com/sozaiPOMPACK/status/1695041260799852870
今ではさまざまな人がNFTアートに参入しています。
2年前に小学生の描いたNFTアートが400万円くらいで売れたりして話題になったよね。
そのようなニュースを聞いて「自分も挑戦してみたけどまったく売れない」と悩んでいませんか?
そこで今回は、
- NFTアートがなぜ売れないのか
- 売れるNFTアートとはなにか
この2つを徹底的に解説していきます。
この記事を最後まで読むとNFTアートを売るコツが掴めるので、売れるNFTアートをつくれるようになりますよ。
イラストのクオリティより、まずコツを知ろう。
タップできるもくじ
NFTアートが売れない理由6つ
NFTアートが売れない理由には以下の6つがあげられます。
順番に説明していきます。
1 認知度が足りない
NFTアートをつくって間もない人がまず直面する壁になりますが、認知度が足りないため、あなたの作品そのものが人に知られていません。
あなたがNFTアートをつくっていることをほとんどの人が知らないので、当然売れる確率も極めて低くなってしまいます。
偶然あなたの作品を見かけて買ってくれる人が現れる確率はめちゃくちゃ低い…。
2 SNSで発信していない
NFTアートを売るためには、X・Instagram・YouTube・ブログのようなSNSでの宣伝は必須になります。
さきほどの項目で書いたとおり、あなたのNFTコレクションを知っている人が少ないからです。
SNSを使って何度もあなたのNFTコレクションを公開することで、少しずつ人の目にふれていき認知されていきます。
OpenSeaにただ置いておくだけではなかなか買ってもらえないよ!
3 トレンドを把握していない
NFTアートにもトレンドがあります。
あなたがつくりたいNFTアートと売れやすいNFTアートが同じとは限りません。
現在よく売れているNFTアートには以下のような特徴があります。
- PFP(SNSのアイコン)用につくられている
- ジェネラティブNFTである
- かわいい女の子が描かれている
- ドット絵でつくられている
- 価格が安い
このようなトレンドを把握しないまま、あなたが描きたいものを描きNFT化しても、買ってもらうことは難しいでしょう。
私が偶然見かけて買ったNFTアートを見てほしいんだけど…。
POMPACK(@sozaiPOMPACK )さんのPixel Artがあまりにも美しかったのでお迎えしてしまいました✨ pic.twitter.com/Ozfgnhdar2
— かっこかり(仮) (@kakkokari_XtE) September 28, 2023
これは直感的に欲しくなってお迎えしたのですが、偶然にもさきほど書いたトレンドのほとんどを抑えた作品になっています。
ちなみに価格は0.01ETHでした。
需要のあるものがトレンドになるので、クリエイターの人はそこを逆算するのがよき。
4 成功者の二番煎じになっている
トレンドを把握するのは大切ですが、成功者の二番煎じのようなNFTアートをつくっても売ることは難しいです。
あまり似通っていると「それなら本家がほしい」って思っちゃう。
NFTは個性的な発想やアイディアがなければ価値がつきにくい傾向があります。
これは1つの例ですが、Twitterの元CEOであるジャック・ドーシーが「自身の最初のツイート」をNFT化したところ、なんと約3億円の値段で落札されました。
後を追うように、日本の実業家である孫正義も「自身のツイート」をNFTとして出しましたが、残念ながらジャック・ドーシーのような大きな価値にはならなかったのです。
孫正義さんも有名人だけど二番煎じはやっぱりウケが悪い。
5 作品に統一感がない
NFTコレクションにはコンセプトも大切な要素の1つです。
同じNFTコレクションの中に、ドット絵・風景画・3Dというように複数の要素が混在していると、なかなか評価されにくい傾向があります。
どれがクリエイターの強みなのかわからなくなっちゃう…。
NFTアートは投資目的で買う人もいるので、クリエイターが今後発表する作品にも期待を込めてNFTコレクションを買っています。
コンセプトがはっきりしていないと、今後どのような作品を展開するのかわからなくなり、クリエイターの将来性を買ってもらえなくなります。
6 二次流通への期待感がない
ぶっちゃけた話ですが、現在NFTアートを買っている人の多くは転売して利益を出すことを考えています。
なので転売して利益が出せそうな作品はクオリティがいまいちでもどんどん売れます。
一方で、どれだけクオリティが高くても転売して利益が出せなさそうな作品は売れません。
クリエイターの人にはしんどい話だけど、いい作品と売れる作品は別物であることが多い…。
そのため、ロードマップでNFTコレクションの運営計画を明確に示して二次流通を促したり、ホルダー特典を用意するなどの工夫をすることで売れ行きが大きく変わっていきます。
NFTコレクションのクオリティよりも、転売のしやすさを意識した方がよく売れるということは意識しておく必要があります。
私はアート性で買うけど大多数の人がそうではないからね…。
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NFTアートを売るための6つのコツ
NFTアートを売るための6つのコツは以下のとおりです。
順番に説明していきます。
1 イーサリアム(ETH)で出品する
ブロックチェーンはETHで出品するように心がけましょう。
Polygonチェーンの方がガス代が安く、購入者にとって優しいのではと思う人もいるとは思いますが、現状ではETHの方が市場規模が桁違いに大きいためです。
市場規模が違いすぎるので、ガス代が高いというデメリットがあってもETHの方が買ってもらいやすい。
市場規模の大きいETHの方が転売もしやすいので、投資目的の人はよりこちらに集まっています。
二次流通のしやすさなどを踏まえて、ETHで出品するのがおすすめですよ。
最初の出品はガス代がかかるけど、それ以降は無料だよ。
2 コンセプトを統一する
NFTアートのコンセプトは必ず統一しましょう。
コンセプトが統一されていると、一目見ただけでクリエイターがどのような作品を手がけているかわかるようになります。
そしてコンセプトが統一されていると「集めたい」という気持ちも沸く人が出てきます。
コンセプトが気に入ってもらえればリピーターも獲得できるかも!
世界的にも人気のあるNFTコレクションであるCryptoNinja Partners(CNP)は統一感があり、たくさん集めたいと思わせる力がありますよね。
この中に風景画や写真が混ざっていたら、CNPもここまで人気にはならなかったことでしょう。
あなたの「ブランド」を表現しよう。
3 Giveawayをおこなう
NFTアートのGiveawayとは、NFTコレクションの宣伝のために無料でNFTアートをプレゼントとする企画のことです。
XでGiveaway企画をおこなうのがポピュラー。
Giveawayには以下のような参加条件をつけておこなうのが一般的です。
- 企画者のフォロー
- いいね
- リポスト
NFTアートは転売することができるので、無料でもらえるGiveaway企画には参加する人が多いです。
参加者が多ければ多いほど、あなたのXのフォロワーが増え、NFTコレクションを認知する人も増えていきます。
また、ファンができてからもファンとの関係性がよくなるメリットもあります。
NFTアートではありませんが、私はGiveawey企画を20回近くはおこなったことがあります。
繰り返しGiveaweyをおこなうことで、NFTアートを目にする人が増え、認知度が高まるのでNFTアートを買ってもらえる可能性が格段に上昇しますよ。
NFTアートをプレゼントするときにガス代がかかる点は注意!
4 人気を演出する
NFTコレクションは人気感を演出することも大切です。
人は人気があって売れているものを欲しがる傾向があります。
「DL数No.1」「売り上げNo.1」「全米が泣いた」みたいな言葉に誘導されてしまうのが人間というもの。
とはいえ嘘をついてしまうと信用問題に関わるのでやめましょう。
オファーがきたとき、お気に入りに追加されたとき、作品が売れたときなどにSNSで発信するだけで大丈夫です。
以下のようにお礼の意味も込めてポストしたりすると好感度も上がって一石二鳥ですね。
「実際に売れている」「これだけ売れた」という実績を示すことで、それを見ている人の購買意欲が高まるので、このような情報はなるべく露出させましょう。
5 なるべく安い価格にする
当たり前と言えば当たり前ですが、なるべく安い価格の方が買われやすくなります。
なるべく高く売りたい気持ちはわかりますが、いきなり高い価格で売るのは諦めてステップを踏んでいくのがおすすめです。
最初は0.001ETH~0.005ETHくらいの低価格が理想。
これくらいの価格であればお試し感覚で買ってもらえる可能性が高くなりますし、実際に売れたという実績になるので、NFTコレクションの人気感の演出などもしやすくなります。
いきなり高額で出品してもなかなか買われず「誰も買っていないNFTコレクション」になってしまいイメージダウンにつながりかねません。
人気が出てきたら価格をあげても大丈夫!
二次収益を設定していれば、二次流通で人気になり価格が高騰してもクリエイターには収益があるので最初の内はギブの精神が大切です。
6 購入者特典を用意する
NFTアートの保有者に特典を用意するというのも効果的な方法です。
具体的には以下のような特典が用意するのがよいでしょう。
- NFTの優先購入権
- NFTのエアドロップ
NFTアートを買ってくれる人はあなたのNFTアートに興味があるので、新作が出たときの優先購入権や、エアドロップがあると喜ばれます。
他にはDiscordなどでコミュニティをつくり、ホルダー限定ロールを用意したり、ホルダー限定イベントを開催するなどの特典も用意することができますが、個人でやっている人はそこまで手が回らないと思いますので無理に用意する必要はありません。
こうした特典があるとファンになってもらいやすく、ファンとして継続してもらいやすくなるので二重でお得。
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成功しているNFTアートを参考にしよう
NFTアートを売るための6つのコツを紹介したので、それでも売れないというときに参考にできるNFTアートを紹介します。
順番に説明していきます。
CryptoNinja Partners(CNP)は、インフルエンサーのイケハヤことイケダハヤトさんの手がける日本発のNFTコレクションです。
「CryptoNinja」のパートナーをモチーフとしたNFTコレクションなので、コンセプトが統一されています。
2022年5月15日におこなわれたプレセールではわずか2時間で完売。
プレセール後も活発な取り引きが続いており、取り引きボリュームも904ETH(約2.1億円)を超えています。
2.1億円…!
2 Shinsei Galverse
Shinsei Galverse(新星ギャルバース)は日本発のジェネラティブNFTコレクションです。
8,888体のギャルがすべての人々と文化に平和をもたらすために活動しているというコンセプトがあります。
昭和~平成初期のアニメみたいな絵柄も大きな特徴。
プレセールの時点で8,888体すべてが完売し話題になりました。
OpenSeaで売り上げ世界1位を記録したことがあり、取り引きボリュームも6,088ETH(約14.4億円)と桁違いな規模を誇っています。
14.4億円…!?
3 Neo Tokyo Punks
Neo Tokyo Punksは、東京×サイバーパンクがコンセプトの日本発のNFTコレクションです。
さまざまな装備を身につけたサイバーパンク風の横顔が特徴的なので、Xのアイコンなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
パブリックセールではわずか2分で1,000枚が完売しています。
その後の取り引きも活発におこなわれており、取り引きボリュームも2,175ETH(約5.2億円)となっています。
5.2億円…!
人気NFTコレクションの共通点
ここまで3つのNFTコレクションを紹介しましたが、以下のような共通点があります。
- 日本発のNFTコレクション
- コンセプトに統一感がある
- ジェネラティブNFT
日本発のNFTコレクションは世界的に注目を集めているため、日本人のクリエイターにとっては追い風になる可能性が高いです。
このような内容を意識するだけで、NFTアートの売れ行きは大きく変わります。
意識していないことが1つでもあったという人はすぐにでも実行しましょう。
軌道修正ははやければはやいほどよき!
また、現在NFTの取り引きをしている人は、仮想通貨の投資家や一部のアーリーアダプターだけなのが現状です。
今後は一般の人も巻き込んでNFT市場は盛り上がっていくと見込まれます。
なので、今のうちに売るためのコツをしっかり組み込んだNFTアートを用意しておくことで、将来的に先行者利益を獲得できる可能性が高くなりますよ。
この記事を参考にNFTアートをつくっていただけたらうれしいです。
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